【この記事のポイント】
◆部下のマネジメントで必要なスキル
◆マネジメントで失敗する要因
◆マネジメントを成功させるコツ
◆マネジメントで一番大切だと思うこと(自論)
それぞれ話していきます。
これまで、ブラック企業で嫌な上司をたくさんみてきた私が、いざ自分がマネジメントをする立場にたったとき、あらためて、自分が組織を活性化するために気をつけてきたことを言語化しています。
これからマネジメントをする立場の方、人を管理する立場に立つ人の何か一つでも役に立てば幸いです。
それではよろしくお願いいたします。
マネジメントとは?
まず最初にマネジメントとは何かを考えてみます。
「マネジメント」とは、組織を管理する業務の全体を指します。
企業における「マネジメント」を一言で表すと「経営・組織を管理する」業務になります。
経営面での管理というと、経営者と部下の間にたって、数名の部下を率いてその部署の成果を出すことがあげられますね。
マネジメントの目的
そもそもマネジメントの目的とは何か?
やはり組織に属する社員のパフォーマンスを最大化させることと考えます。
その上で決められた目標を※正しいやり方で目標を達成していく道筋を作ることです。
※正しいやり方とは、経営理念にそった考え方ができているか?人として道を外していないか?などがあげられます。
マネジメントの必要性とは
会社の大きさにもよりますが限られた人材を適材適所に配置し、企業を継続的に発展させる上でもマネジメントは重要な役割をもっています。
部下のマネジメントを行う流れ
次に部下のマネジメントを行う上での流れを説明していきます。
上司として部下に対し全体の目標から個人の目標をどう設定していくか?
マネジメントの流れを確認していきます。
部下の目標設定
部下が意欲的に仕事に取り組めるように、仕事の動機づけ(目標設定)が重要になります。
目標を設定するうえで、部下が目標を達成できる環境、チーム内で協力し合える体制を整備する。
実現可能な目標が設定できれば、部下はその目標達成に向けてやる気に頼らず動いてくれることを期待します。
正直、私が何も言わずとも成果を出してくれる組織は最強だと感じています。
もちろん、困ったときのトラブル対応など最低限必要な報告・相談をしてくれることが前提ではありますが。
目標設定のポイント3選
・部下が努力するべき方向性にズレはないか
・目標をとおして部下自身が成長できるか
・自分のこととして主体的に動けるか
見守りつつ軌道修正
目標を設定したあとは、個人で努力するようにある程度見守りたいと思っています。
何でも教えてしまい考える力を無くしていっては行けないと感じているからです。
ただし、努力の方向性や考え方がずれた際には、必要に応じて軌道修正を行うのは大事ですね。
目標の進捗状況を面談する
部下のマネジメントのためには、適切な振り返りをすることも忘れてはいけません。
現状のフィードバックがないと、部下は仕事に対する自分の評価が分からないままになります。
上司から評価が示されれば、部下は仕事でどれくらいの自信が芽生えたか、何ができなかったかの反省を自ら考えられるようになると思います。
部下の成長のためにもフィードバック面談は重要です。
部下のマネジメントに必要なスキル3選
ここでは、マネジメントに必要な3つのスキルを紹介します。
1.リーダーシップ
マネジメントの役割が経営・組織の管理、運営などの全体の役割であれば、
リーダーシップは、一緒に業務を率先して行う牽引性が求められるものだと感じます。
部下の懐に飛び込み、周りを見つつサポートする。
そして、何より周りから信頼される人間力が必要にもなってきます。
良いリーダーのイメージとしては、何万もの軍を率いる将軍のようなイメージでしょうか。
2.部下に分かりやすく言語化して伝える能力
難しいことを分かりやすく、また今の立ち位置などを的確に伝えられる言語化スキルも大事だと思っています、
部下に指導するときもきちんと道筋をたてて伝えていかないと迷ってしまいます。
また、迷ったときや困ったときに、手を差し伸べつつ適切な言葉をかけていきたいですね。
3.分析力
本当にこの目標が正しいのかどうか、今の現状と世の中の動き、また部下自身の現状の能力など。
様々な要因から部下の目標を定めつつ、かつ組織全体の目標が達成できるかを情報から分析できる能力が欲しいですね。
そして、目標達成の要因を妨げるものは何か?問題解決能力も必要です。
問題がおきたときは、まず解決しようとせず原因の分析が大事です。
部下へのマネジメントで失敗する原因3選
次に部下のマネジメントで失敗するであろう要因を伝えています。
最低限ここを守れば良いマネジメントができると感じています。
1.部下を自分の思い通りにしようとする
組織を管理する=部下の気持ちまで管理しようと思ってはいけません。
部下は心をもった人です。論理的な伝え方が良い時もあれば、感情的に伝えた方がいいときあります。はたまた、伝えるタイミングも重要なときもあります。
あまり独りよがりに話を進めてしまうと反感をかってしまうので、現状と未来に対しての期待をこめて話はしていきたいですね。
2.考えの軸がさだまっていない
せっかく作った目標に対しての軸や考え方が定まっていないとどっちつかずになってしまい部下は離れていってしまいます。有言実行で結果をだせる上司は非常に頼りになります。
3.間違ったとき部下に謝らない
100発100中で常に成功するマネジメントはありません。
大きな外部要因が原因で(たとえば新型コロナの流行)目標の数字に達成しないこともあります。
そんな時に、目標を修正して部下に説明ができるか。
臨機応変に組織に対して、自分を下げて頭を下げれるかも重要な考え方だと感じます。
部下へのマネジメントを成功させるコツ5選
次にマネジメントを成功させるコツに5選にいきたいと思います。
こちらも大事なのでチェックしていってください。特に5番目が大事だと感じています。
1.特定の部下だけを贔屓しない
できる部下やできない部下、いうことをきかない部下、イエスマンな部下、いろんなタイプの部下がいると思います。
ですが、最初は全員に同じ時間を使う必要があります。
最初の段階で贔屓をしてしまっては組織全体に大きな歪みがでてきます。
2.伝える言葉は一貫性をもっておく
Aさんにはこのように伝え、Bさんには違う状況を伝える。部下の出来具合で違った情報や考え方を伝えてしまってはこれまた組織でも一貫性がなくなってしまいます。
部下の習熟度に伴い伝える内容の深さを変える必要もあるかもしれませんが、大切な考え方の軸は常日頃から一貫性をもって伝えていきたいですね。
3.愛を持って接する。
愛とか言うてすみません。結構真剣なのですが、部下に愛情をもって接することも大事だと思っています。
マネジメントは、子どもの教育に通ずるところがあると思っていてやはりかけた愛情は返ってくると思っています。
ただ、かけた愛情が返ってくると思ってしまうと打算的になるので、あくまで利他の気持ちで自分の利益は考えないようにします。
4.自分自身が仕事で結果をだしておく
言葉は何を言うかよりも誰がいうかが大事なところがあります。
結局のところ、自分自身が結果をだしておかなければ言葉に重みがありません。
近所のおっさんのバッティング理論より、イチロー選手のバッティング理論。
同じ言葉だとしても重みが違いますよね。
5.上からの圧力に屈しない
管理職は社長や取締役から数字や部下の指導で詰められることがあるかもしれません。
そんな時、自分の軸を見失って自分の立場を守るような指導をしては部下に見透かされます。
ビッグモーター事件はそういった上からの過度な圧力によって皆が正常な思考をできなくなったことが原因と考えます。
1.部下を指導する時に上から詰められて焦っていたりしてはいけません。
2.あくまで、考えるべきは部下の成長と正しいやり方で結果をだすこと。
この2点を考えたいですね。
マネジメントで一番大切だと思うこと(自論)
これまで、マネジメントについてそれぞれまとめてみましたが、
私がマネジメントで大事だと思うことは・・・。
やっぱり相手に信頼されることだと思います。
それととも自分軸をもって相手に接することだと感じています。
漫画の世界になってしまいますが、戦国時代を取り上げてみて感じることは、
信頼ある将軍の周りは、部下が命をかけて将軍を守る光景があります。
まさに部下が命をかけて守ってもらえるような上司。
そんな強固な組織になればどの会社にも負けないと思っています。
もちろん、時代にあわせた事業拡大の戦略も大事ではありますが。
結局いきつくところはいかに多くの人に信頼されるかだと感じます。
好かれるのではなく、信頼されること。
自分が好きな人や大切な人、そんな多くの人に信頼されれば仕事に限らず人生はイージーゲームになっていくと思っています。
今回の記事がこれからマネジメントを用いて組織を発展させようと思っている皆様の何か一つでも参考になれば幸いです。
こたびも当ブログへお越しいただきありがとうございました。
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