「人材派遣営業ってブラックだって聞くけど、実際どうなの?」
そんな疑問を抱えている方、多いのではないでしょうか。
ネットで検索しても「やめとけ」「激務だ」「人の対応で疲れる」といったネガティブな意見が目立ちます・・・。
この記事では、人材派遣営業がブラックと言われる理由や、未経験でも成功できる方法、そしてこの業界で長く働き続けるためのマインドセットまで詳しく解説します。
さらに、人材業界を目指す方に向けた成功のための5つのコツもご紹介!
この記事を読むことで、「本当に人材派遣営業はやめるべきか?」という疑問に対する明確な答えが得られるはずです。
また、今すぐキャリアを見直したい方はこちらもおすすめ!
↓【人材業界に特化した転職エージェントで無料相談を受ける】↓
↑【人材業界に特化した転職エージェントの会社です】↑
その立場から忖度抜きで人材業界を語っていきますのでよろしくお願いいたします。
そして、最後に派遣営業を続けていく上での【マインド】も話していますので、 最後までご覧頂けましたら幸いです
人材派遣営業がブラックと言われる理由
人材派遣営業は、確かに「ハード」と言われることが多いです。以下の3つの理由が特に挙げられます。
1. 板挟みのストレス
人材派遣営業は、求職者と企業、どちらのニーズも満たさなければなりません。無断欠勤や遅刻などのトラブルが発生した際、両者からクレームを受けることもあり、精神的に追い詰められることがあります。
2. 業務の多忙さとプレッシャー
新規開拓、既存顧客のフォロー、スタッフの管理、書類作成…人材派遣営業の業務は多岐にわたります。その上、売上目標のプレッシャーが常にあり、達成しないと評価に影響します。このため、真面目で頑張り屋の人ほど、自分を追い込んでしまうことが多いです。
3. 長時間労働
派遣スタッフが就業中のトラブル対応や、土日にも対応しなければならない場合があり、勤務時間が長くなりがちです。電話やメールが終業後にかかってくることも少なくありません。
私が働いてきた経験から実際にどんな業界かを解説していきます。
新規の派遣営業がきついから
営業にいく得意先は、基本派遣営業の飛び込み訪問にウンザリしていて、元気よく訪問しても「必要ないので大丈夫です」の言葉が8割で素っ気なくあしらわれます。
またすぐに求人案件がとれる会社は、離職率が高かったり定着率が悪いなどで良い会社ではない可能性が高いです。
案件がとれても紹介したスタッフさんの定着が悪い会社とは長いお付き合いは難しいです。
大手の優良企業は案件が中々とれないといった負のループがきついですね。
板挟みがつらい
派遣営業の仕事は、【派遣先企業と派遣スタッフの間を取り持つ仕事】であるため板挟みの状態で仕事をすることになります。
さらに派遣登録に来られる求職者の方(特に20代〜30代:男性)は、この人不足の時代に正社員になりたくてもなれない求職者である可能性が高いです。(一概にそうとも言えないケースもありますが。)
仮に何かしらの問題がある方を派遣で企業に紹介したときは、無断欠勤や遅刻などで企業からのお叱りが多くなることが多いです。
ですので、紹介するスタッフは慎重に企業へ紹介していきたいところですが、普通の良い人が中々来ないことも最近の「派遣業界あるある」です。
派遣社員が起こすトラブル事例
派遣スタッフが起こすトラブル事例は以下の4点が主です。
1.入社日に時間になっても来ない
(これが一番キツイですね💦)
2.遅刻しても関係部署に声もかけずに仕事をはじめる。
3,突然帰る
4.何かと理由をつけて休みがち。親戚が月に一度不幸になります。
派遣社員のウソのような仕事を休む理由に付き合っていくことがしんどいときがありますよね。
人材業界はやめとけと言われる理由
次に人材業界をやめとけと言われる理由です。
その理由は以下の5つです。
1つずつ解説をしていきますね。
1.競合が多すぎる
派遣会社の支店や営業所を含めた許可事業所数の合計は2021年6月時点で42,448ヶ所
(引用元は⬇️のとおりです。)
ちなみに、2022年1月現在の日本全国のコンビニ店舗数が56,919軒なので、
派遣会社42,448ヶ所の多さがわかるかと思います。
競合が多い分、派遣先は毎日どこかの派遣会社の営業の営業を受けているので対応が冷たくなるのがわかりますね。
2.ノルマが厳しい
派遣の売り上げモデルは※薄利多売であるため、1人あたりの売り上げ目標が掲げられています。
(※薄利多売とは、利益を薄くして品物を多く売り全体としての利益をあげること。)
私が勤めていた会社や現在勤めている会社では、
1年で平均に月400万の売上や、稼動スタッフ20名などがあげられていました。
1年目終了時点で、雇用の流動性が高い派遣スタッフを常に20名の管理は中々大変な数字ではありますね。
3.勤務日・勤務時間が不規則
派遣会社の営業時間が、仮に【8時半〜17時半】だったとします。
ただ、派遣社員の方から仕事の相談で電話が鳴るのは派遣先での就業が終わったあとです。
例えば、派遣社員の就業が17時半までだったとき、派遣社員から仕事の相談電話があるのは18時前後です。
相談を受ける電話対応は、30分程の時間を使います。
さらに、月〜金の就業日で働いていたとしても土日に稼働している派遣先(食品工場など)にスタッフが働いているときには土日に電話が鳴ることも多くあります。
4.人が売りモノに見えてしんどい
なかなかスタッフさんが決まらないとどうにかしてスタッフさんを派遣先へ紹介しないと、と焦ってしまうときがあります。
どうにか登録に来られた人を派遣先に稼働させて実績をあげたい・・・
ノルマに追われているとそんな気持ちになるときがありますよね。
また、派遣先に人を送り込むという観点から、「人」をモノみたいに思ってしまうことがある。そうなると派遣営業をしていく中でしんどくなるときがありますね。
あくまで、人対人で誠実な対応を心がけるようにしていきたいですね。
5.離職が多く仲間がすぐに辞めてしまう
人材派遣営業の仕事
人材派遣営業の仕事は多岐にわたっています。
時間の順番で簡単に流れを話すと下の通りです。
- 新規営業
- 案件の整理
- 求人票の作成
- 求職者との面接
- 派遣先への紹介
- アフターフォロー
その中でも特にウェイトを多く占める業務が以下の4つです。
1.新規開拓営業
自社と取引実績のない企業に人材不足解消のため、派遣社員の活用や制度の説明を行います。
そこで派遣のシステムを知って頂きその企業の求人案件を獲得するのが新規営業です。
企業の人事や総務部へ自社の派遣会社と契約してもらえるよう提案するのが主な業務。
他にも既に人材派遣を使っている企業には更に自社との取引を多くしてもらえるよう提案します。
2.スタッフのマッチング
企業から頂いた案件を自社に登録されているスタッフからマッチングする業務になります。
中小企業では営業マンが兼務するケースが多く、大手人材派遣会社では営業は兼務せずに「人材コーディネーター」として独立した職種になっています。
私の場合は、大手とは行かないまでも全国展開していた派遣会社にいたときも営業からスタッフのマッチングまで全て担当していました。
やはり、人材派遣営業の醍醐味は企業とスタッフのマッチングなのでここまでの一連の流れはやっておきたいですね。
3.資料作成
主な資料作成の内容は、
・求職者との面談後の提案資料(経歴書の作成)
・新規スタッフの契約書
(※契約書はフォーマットがあり指定の場所に入力することがほとんどです。)
・見積書の作成
・社内報告書の作成 など
これらの書類作成はスピードが命です。面談後すぐに提案するために早急に企業への提案資料の作成。
新しくスタッフさんが決まった際にもいち早く契約内容を確認して1日でも早く入職ができる準備をする。
なぜなら、スタッフさんは早く働きたいと思っているときが多く他との天秤をかけられる前にすぐに派遣先との調整をしていきたいですね。
「鉄は熱いうちに打て」です。スタッフさんの仕事の熱量が高まっている段階ですぐさま入職の段取りをつけていきましょう。
4.アフターフォロー
人材派遣業におけるアフターフォローは、業務の大きなウエイトを占める仕事ではありませんが、非常に重要な仕事です。
なぜなら、派遣社員を紹介したきりで担当の営業マンがその後の派遣社員の様子や、派遣先担当者との連携を密にとらないことには双方からの信頼関係を築けないからです。
働く前にどれだけ入念なマッチングを行っていたとしても、実際の現場で働いてみた感想は必ず違います。
実際に働いてからのギャップを担当営業が解消することで離職を防ぎ、派遣先企業との信頼関係を構築していきましょう
人材派遣営業は未経験でも挑戦できるのか?
人材派遣営業は未経験でも挑戦できます。
理由として、入口としてはそれほど覚えることが多くないからです。
体育会系なノリと思われるかもしれませんが、元気とやる気があって新規営業で断れてもめげ無いメンタルがあれば続けられると思っています。
実際、今私が働いている会社でも派遣業界未経験でも結果を出している人は多くいます。
ただし、最初の新規営業の壁は本当にきつかったですけどね。
人材派遣営業に向かない人
人材派遣の営業に向かない人は以下の3つです。
- 元気がない
- 考え過ぎて行動できない
- 気持ちの切り替えができない
新規営業に大事なのは、やはり元気です。
そして、断られたからといって必要以上に考えて行動が出来なくなると案件を獲得することができません。
人材派遣の初速として、まずは案件を多数獲得することが大事です。案件の獲得数がまずは社内の信頼を得る第一歩です。
そして、気持ちの切り替えの面でもスタッフさんが突発的に辞めてしまうことも少なくはありません。
その度に落ち込んでいては次にいけません。
自分に非がないことでは落ち込まず、次へ次へと進めるメンタルが大事です。
人材派遣営業に向いている人の特徴
人材派遣の営業に向いている人は以下のとおりです。
- 元気がある
- 考えるより先に行動ができる
- 感謝の気持ちをもつ
先ほどの向いていない人の逆ですね。
【元気があればなんでもできる!by アントニオ猪木】
私自身、本当にそう思っています。
元気があることは才能です。
元気がある人の周りには運が巡ってきます。
そして、考えずに行動ができる人には案件がたくさん増えていきます。
案件が増えていくと社内の人間も自然とその人に協力してあげたいという気持ちが芽生えてきます。
そして、社内で協力がもらえることが実感できた時に大事なのは「感謝の気持ち」です。
協力してもらえることが当然と思って慢心してはいけません。
この仕事は、人と人を結ぶ仕事です。
常に周りの人に感謝をしつつ、仕事に行ってくれたスタッフさんにも感謝、ご縁をくれた派遣先にも感謝。
そんな感謝の気持ちを忘れ無い人はこの仕事で成功できると思っています。
↑【人材業界に特化した転職エージェントの会社です】↑
自分にあった人材派遣会社の営業に転職するためには?
人材派遣営業をやってみたいと思ったけども自分にあう会社はあるのかな?
そう思うことがでてくるかと思います。
そんなときも、やはり考えるより行動が大事ですよね。
行動の仕方としては、求人に片っ端から応募をするという方法もありますが、私も転職の際に利用した転職エージェントを使ってみるのも一つの手かもしれません。
たとえ、そこで転職が出来なかったとしてもこれから働く業界の人がどういうトークをするかもメモしておくことは、これから人材派遣の仕事で働く上でも大いに役立ちます。
実際、どのエージェントを使うかは時の運みたいなところもあります。
会社の規模よりも、そのエージェントの方と自分があうか?で決めていきたいですよね。
ちなみに私が最近登録した、大手のdodaのエージェントさんは親身で話やすい人でしたよ。
リモート勤務や副業可能な人材営業の求人も多数ありました!
人材派遣営業で活躍するコツ5選
人材派遣営業では活躍する上でのコツを5つ紹介させていただきます。
それでは、一つずつ解説していきます。
マルチタスクをこなす
人材派遣営業では、新規の派遣先を増やしながら現在派遣されているスタッフさんのフォローも大事になってきます。
そのため、新規を攻めつつも既存を守るといった業務がでてきます。
さらに、新規を獲得できればその後に求人票の作成。
求職者との面接が終われば提案書の作成。
常に優先順位を考えながらマルチタスクで効率的に仕事を進めていくことが求められます。
クライアントファーストで行動する
人材派遣のクライアントは派遣先企業だけでなく、求職者の方もある意味クライアントです。
なぜなら、現在人不足で案件をとれても人の紹介ができないといった状況のため、いかに求職者の方を大事にできるかが売上アップへの近道になります。
双方のニーズをきちんと理解し、クライアントが求めていることは何か?を深掘りして確認し、自分の利益ではなく相手の利益を考えて行動をしていきたいですよね。
その行動が積み重なって人が人を呼ぶ引き寄せがでてきたとき、この仕事は楽しくなってきます。
スピード感のある対応をする
人材派遣の仕事はスピードが大事です。
なぜなら、企業さんも求職者の方も早く仕事を決めたいと思っているからです。
派遣で案件を頼む企業さんはすぐに人が欲しい。
求職者の方もすぐに仕事をしたい。
その両者のニーズを満たすために、スピード感のない対応をしていては行けないですよね。
相手を見極める
人のことをとことんまで深ぼって質問をする。
求職者の方との面接でこの人は紹介して大丈夫かを見極める必要があります。
スタッフさんのことを深く知らずに紹介をしてしまうとトラブルにあったときも対応が後手後手になってしまいます。
求職者さんのことを見極めるためには求職者さんが本音を話してもらえるような面談対応が求められます。
そういう点では女性の方が話を引き出す方法が長けており、派遣営業は女性が活躍する可能性も高いですね。
差別化をはかる
派遣営業は、人を紹介していくことが仕事のため他者との差別化がはかりにくいです。
そんなとき、どう差別化をして自社と取引してもらうかを考えていかねばなりません。
差別化の例として、
◆関係法令に強い
◆職場の定着率改善に積極的
書いててあまり差別化になってませんね苦笑
差別化をはかるより、まずは当たり前のことを素晴らしくすることがクライアントとの信頼関係構築に大事かもしれませんね。
⏬さらに、こちらの記事で人材業界に向いている人の特徴11選を書いています⏬
人材業界に勤めてよかったこと3選
冒頭で、人材業界はブラックだ過酷だと話してきましたが、それでもこの業界を目指す人は多いです。
自身の成長速度が速い
営業力が身に付く
人材業界の会社は競合が多く他者との差別化が難しいです。
しかも、取り扱う商品(商品っていう言い方はダメですが・・・)はどこも似通っているので、営業力で差別化するしかありません。
そうなると、営業における創意工夫が必要です。
そして、断られた後になぜ断られたかの試行錯誤を繰り返すことで営業力が身についてきます。
誰かの幸せが自分の幸せにつながる仕事ができる
人材業界の営業は、多くの人と深く関わっていくため、人に興味を持っていることが大事です。
転職活動や採用は一筋縄ではいきません。
先が見えなくて不安になることもあるなかで、時には求職者の方に厳しい意見を伝える必要がでてきます。
相手の希望に反するアドバイスをしなくてはならないときもあります。
それもすべては転職を成功させるためであって、目の前の求職者を幸せな道に導きたいという思いが大切なのです。
だからこそ、上手く行ったときの「ありがとう」の言葉は何者にも変え難い原動力になっていくことと思います。
このように、人に関わる仕事が好きな人や誰かを幸せにしたいと思う人は、
人材業界の営業に向いています。
↑【人材業界に特化した転職エージェントの会社です】↑
派遣営業を長く続けるためのマインド
最後に、私がこの業界に身を置いてきた中での思うことです。
大・大・大前提として、人を商品と思わず、人は人。
この想いが一番大事だと感じています。
嬉しいときは笑い、腹が立って私に対してクレームを言ってくれることもあります。
人の感情を知ることが大切です。
人への探究心が大事だと感じています。
そして、良い意味で人に期待し過ぎないことがこの仕事を続けていく上で大事かと思います。
なぜなら、めちゃくちゃ良いと思った人がすぐに辞めることもあります。
逆にすぐに辞めそうと思った人が予想以上に続いたりと、私の予想と反して嬉しい誤算を起こしてくれるときもあるのです。
天気予報も100%ではありません。
自分ではない、誰かの明日がどうなるかは予想がつきません。
正直、100%の確率で相手がどう動くかはわからないものです。
ですが、その確率をあげていくことがこの仕事では大事だと思っています。
その確率を上げるためには人を深く探究していくことが重要だと感じています。
それとともに、相手に期待をしすぎず「川の流れに身を任せる」くらいの気持ちでやっていくことがこの仕事を長く続けるコツかなと個人的に感じています。
まずは、やってみなければ自分に合うかわからないのでとりあえずやってみることをお勧めします!
派遣営業で困ったことがあればメッセージしていただければ私なりの見解をお話しさせて頂きますので是非ともメッセージもお待ちしております。
皆様の派遣営業人生、もとい皆様の人生がよくなることを期待しております。
現在、派遣営業をしてみたいかどうか悩まれている方は⬇️から登録を推奨しています
↑【人材業界に特化した転職エージェントの会社です】↑
本日もご視聴ありがとうございました!
【人材業界のお仕事でお悩みの方へ】
当ブログのお問い合わせからご相談くださいませ。
思い切って連絡してみてください!
私でよければなんでも相談に乗らせていただきます。
もちろん無料で対応させていただきます!