薬剤師は給料が高く働く環境もフレキシブルなイメージがある一方、SNSなどで「薬剤師はやめとけ」という意見を目にすることも。
薬剤師をやめとけと言われる理由 薬剤師の仕事内容 薬剤師として働く上でのメリット3選 薬剤師に向いてない人・向いてる人は? 働いてみた本音【病院編】 【調剤薬局編】 薬剤師を目指している人へのメッセージ⭐️
薬剤師をやめとけと言われる理由5選
それでは、薬剤師がしんどいと言われる理由を5つお伝えしていきます。
1.仕事の責任が重い
薬剤師は、正確性が求められる仕事であり、間違いが命に関わる場合もあります。そのため、高いストレスを伴う職場で働くことになるかもしれません。
医師からの処方の指示があるのですが、ときにその指示が間違っているときもあります。 中には禁忌の組み合わせの処方箋があるときもあります。
2.学費が高く薬剤師になるまでに時間がかかる
薬剤師は、6年制の薬学部を卒業する必要があります。
薬学部は、通常の大学4年よりも2年長いため、支払う学費も高くなりさらに卒業までの期間も長いです。
さらに私立の薬学部になると、学費は平均1200万円超えとかなりの高額に..
(ただし、国立の薬学部は6年間で約350万円なので、賢い方は国立目指してください!)
また、教科書も専門書のため高額ですね。
3.職場の人間関係がきつい
薬剤師は、患者さんやその家族と最後に関わる立場であるため患者さんからクレームを言われることが多いです。
また、他の医療従事者(特に医師)とのコミュニケーションは、ストレスを伴うことがあります。
実は、お医者さんの処方の指示もときには違うことがあります!
と、医師の指示に対して、強い気持ちをもって伝えなければいけないため、ストレスがかかりますね。
4.給与が安い職場もある
調剤薬局やドラッグストアでは時給2000円! などの求人が多くありますが、、
病院の薬剤師は、業務の割に給与が安いところがあります。
5.常に勉強をし続ける必要がある
薬剤師は常に勉強をし続ける必要があります。
- 新薬について
- 医療の法改正
- 症例検討会
目まぐるしく変わる医療の進歩についていくため日々勉強が必要です。
そして、薬剤師になるような方はおおよそ高校の偏差値が 57より上の高校にいかれている印象です。
薬剤師の仕事内容
薬剤師の仕事は、医薬品に関する深い知識と技能を有し、患者さんの心身の健康に貢献することです。 主な仕事内容は、
医療チームの一員として、患者様一人ひとりに合わせた最適な薬物療法を提供することで、社会に不可欠な役割を果たしています。
薬剤師で働く上でのメリット3選
次に薬剤師として働く上でのメリットとデメリットについて ひとつずつ解説していきます。
メリット1:安定した収入と雇用の安定性
薬剤師は医療の専門職であり、その需要は医療の現場だけに限らず幅広いです。
高齢化社会の進行とともに、医療への需要が高まっているため、薬剤師の職は比較的高い雇用の安定性を保持しています。
また、病院や薬局はもちろんのこと、製薬業界、研究機関、公的機関など多岐にわたる分野での需要があります。
働く場所も多いため、自身のライフステージにあった働き方が選べる可能性が高いです。
また、地方では絶えず薬剤師は不足しているので仕事で困ると言ったことは少ないでしょう。
ここで、一般的な企業に勤める男性女性の年収中央値と平均値を比べてみます。
男性年収 | 女性年収 | ||
中央値 | 平均値 | 中央値 | 平均値 |
400万円 | 464万円 | 320万円 | 356万円 |
引用元:正社員年収平均:DODA
薬剤師の平均年収は約480万円(賞与を除く)です。
薬剤師の年収と男女の一般的な企業に勤める人との年収を比較すると男女ともに薬剤師が上回っており、特に女性は薬剤師になることで100万以上の年収の開きが見受けられました。
女性の方は薬剤師を目指すことで高年収になる可能性が高いです。
メリット2:専門職としての社会的評価の高さ
薬剤師は専門知識を有する医療の専門家として、社会から高い評価を受けています。
そのため、職業としての誇りや達成感を感じやすいです。
患者さんの健康を支える重要な役割を担っており、その専門性と責任感は社会的にも認められています。
これは、仕事に対する満足感やモチベーションの向上につながります。
メリット3:家族や身内からも頼られる
家族や身内からも薬の専門家として頼られることが多いでしょう。
たとえば、子どもが熱を出した時なども自分の判断も参考にすることができ落ち着いた対応ができることがあります。
薬剤師に向いてない人の特徴5選
薬剤師に向いていない人の特徴は、薬剤師として必要なスキルや性格に基づく点が多いです。 ひとつずつ解説していきます。
コミュニケーション能力が低い
薬剤師は医師、看護師、患者と日常的にコミュニケーションを取ります。
効果的にコミュニケーションが取れない人は、誤解を生じさせたり、必要な情報を正確に伝えられない可能性があります。
薬剤師に限らず医療職は多職種のチームの一員として働くことが多く、他の医療従事者と協力する能力が求められます。
協調性がないと、チームの一員として機能するのが難しくなります。
細かい注意を払うことが苦手
細かい点に気づく能力が必要ですね。
処方箋の読み間違い 薬の誤った調合 上の2点が違ってしまうと、患者さんに重大な健康リスクを引き起こす可能性があるため、細部に注意を払うことは薬剤師にとって極めて重要です。
細かい点をチェックできず見過ごすことが多いと薬剤師として活躍することは厳しいです。
ストレス耐性が低い
薬剤師の仕事は高い責任とストレスを伴うことがあります。
忙しい環境で正確性を保ちながら効率的に作業することが必要ですね。
継続的な学習意欲がない
医薬品の知識は常に更新されており、薬剤師は最新の情報に常に精通している必要があります。
学習する意欲がない人は、新薬への知識がなく業務へついていくことが難しくなるでしょう。
倫理的な判断力が欠ける
薬剤師は高い倫理観を持ち、患者のプライバシーを守り、正直かつ公正な対応をすることが求められます。
倫理的な判断が難しい人は適していない可能性があります。
薬剤師に向いてる人の特徴5選
薬剤師に向いている人の特徴は、その職業が求めるスキルセットや個性に合致している点に基づきます。
以下は薬剤師に適している人の特徴の5選です
コミュニケーション能力が高い
薬剤師は医療チームの一員として、また患者と直接やり取りをする役割を持ちます。
そのため、明確で効果的なコミュニケーション能力が必要とされます。
情報を正確に伝え、患者の質問に丁寧に答えることができる人は薬剤師に向いています。
細かい注意を払うことが得意
薬剤師は処方箋の精査、薬の調剤、薬物相互作用のチェックなど、細部にわたる注意が求められる作業を行います。
細かいディテールに注意を払い、高い精度で作業を行うことができる人は適しています。
ストレス耐性がある
薬剤師の仕事は時に高いストレスを伴います。
忙しい環境下でも冷静を保ち、効率的に仕事を進める能力がある人は薬剤師に適しています。
継続的な学習意欲がある
医薬品に関する知識は常に進化しています。
最新の医薬品情報、治療ガイドライン、薬物相互作用について常に学び続ける意欲がある人は、薬剤師として成功するでしょう。
高い倫理観を持つ
薬剤師は患者のプライバシーを守り、正直かつ公正に行動する必要があります。
倫理的なジレンマに直面した際に正しい判断ができる人は、薬剤師にとって貴重な資質です。
働いてみた本音【病院編】 【調剤薬局編】
それでは、ここからヤク子さんに病院で働いていたとき、調剤薬局で働いているときの それぞれ職場の良いところ悪いところを話していただこうと思います。
病院薬剤師として働いていた13年間の本音
それぞれ角度の違った専門家の意見は薬だけを扱う私の知識を深めてくれました。
薬だけではなく、患者さんのQOL(生活の質)を向上させることが、私たちの役割だと強く感じるようになりました。
調剤薬局で9年働いている本音
結局、病院と調剤薬局ではどちらがいいですか?
薬剤師の今後は?将来性は?
職の自動化やオンライン化の影響: テクノロジーの進歩により、一部の薬剤師の仕事は自動化される可能性があります。また、オンライン薬局の台頭は、従来の薬局での薬剤師の役割が変わるかもしれません。
薬剤師として長く勤めるためのコツは?
薬剤師として長く勤めるためには、
- 専門知識の継続的な更新
- コミュニケーション能力の向上
- ストレス管理能力の強化
- そして職業に対する情熱を維持することが重要です。
以下に、具体的なコツを紹介します。
継続的な学習
医薬品の世界は常に進化しています。 継続的な学習方法として、
- 最新の治療ガイドライン
- 薬物療法
- 医薬品情報
を定期的に学ぶことで、専門知識を常にアップデートしましょう。
オンラインコース、セミナー、学術誌を利用、学会への参加をすることが有効です。
コミュニケーション能力の向上
薬剤師は医療チームの一員として、患者や他の医療従事者と効果的にコミュニケーションを取る必要があります。
明確かつ慎重に情報を伝え、聞くスキルを磨くことで、ミスを防ぎ、患者の信頼を得られます。
ストレス管理
薬剤師の仕事は高い精度と責任を伴い、ストレスが伴うことがあります。
ストレス管理技術を身につけ、健康的なライフスタイルを維持することが長期的なキャリアには不可欠です。
趣味を持ち、適度な運動をすることも大切です。
チームワークを重視
医療はチームで行われるサービスです。他の医療従事者との良好な関係を築くことで、職場の環境を改善し、仕事の満足度を高めることができます。
自己ケアを忘れずに
自分自身の健康とウェルビーイングを常に意識することも重要です。
燃え尽き症候群を防ぐために、適切な休息を取り、仕事とプライベートのバランスを保つことが大切です。
キャリアの多様性を追求
薬剤師としてのキャリアは、調剤薬局、病院、製薬会社など多岐にわたります。
異なる領域での経験を積むことで、新たな興味や情熱を発見し、職業生活を豊かにすることができます。
専門分野を持つ
専門分野を持つことで、その分野のエキスパートとして価値を高めることができます。
専門性を深めることで、より充実したキャリアを築くことが可能になります。
これらのコツは、薬剤師としての長期的な成功と満足度の高いキャリアを築くための基盤となります。
自己成長への意欲と健康への配慮を忘れないようにしましょう。
薬剤師の仕事の見つけ方は?
薬剤師は、まだまだ人手不足な職業ですので見つけ方は比較的簡単です。
自分で探す
自分で探してもおそらく簡単に決まると思います。
地方だとさらに人手不足なため条件を選ばなければすぐにきまるでしょう。
転職エージェントに登録する
もしくは、薬剤師を専門で扱っているエージェントに登録をしていただくことで可能です。
自分の転職の軸をまずは固めてから相談すると面談がスムーズですね。 ↓まずはご自身の状況を誰かに聞いてもらってアドバイスが欲しいときはコチラから↓
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また、転職エージェントと話す際の注意点を別記事に挙げておりますのでご確認いただけましたら幸いです。
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薬品卸業者から情報収集をする
エージェントを使うよりもさらにオススメなのは、病院や薬局にきている卸業者さんから 情報を聞くことです。
なぜなら、卸業者さんはいろんな薬局に出入りをしているのでたくさんの病院や薬局の情報を知っています。
信頼できる卸業者さんがいるならば、一度相談してもいいかもしれません。
薬剤師を目指している人へのメッセージ⭐️
まとめ
今回は現役薬剤師のヤク子さんを招いて記事を書いてみました。 この記事が、今後薬剤師をしてみたいと思う方の参考になれば幸いです。
本日も当ブログへお越しいただきありがとうございました。
【人材業界のお仕事でお悩みの方へ】
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