今回は派遣就業とは関係なく、どちらかというと良い組織を作るための組織論的な話になります。
今、メディアを賑わしているビッグモーターの不正事件について、私の主観で思うことを書いてみます。
この記事を見ることで不正対策ができて、良い組織が増えることを願います。!
しがない40代の中間管理職の戯言になってしまうかもしれませんが是非とも最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
そもそもビッグモーターの不正内容とは
まず最初にビッグモータの不正内容をおさらいしていきたいと思います。
私も家のテレビを手放してからあまりニュースに触れることがなかったので、実は
↓のブログで簡単に勉強をさせていただきました。
↑のブログは非常に丁寧にまとられていたのですぐにビッグモーターがどんなことをしたかがわかりました。
色々な不正がある中で、特にみていてこんなことしてたらあかんやろ!って思った内容がこちらです。
ビッグモーター不正の内容その
顧客からあずかった車を勝手に傷つけている。
修理依頼に来たお客様の車をドライバーやゴルフボールで叩いて傷つけて修理費を多く取ろうとする行為をしていたのです。
先ほど、引用させて頂いたこちらのブログで秀逸な例えをだされていたので、勝手に紹介させていただきます。【楽に読める】ビッグモーター不正請求の14の問題点
ビッグモーターの不正内容に対しての秀逸なたとえ
【これはお医者さんがわざと患者を傷つけて手術するようなもの。決して許されることではないです。】
あほな私にも非常にわかりやすい例えで今回の不正がいかに許されない行為かが分かる秀逸な例えだと感じました。
言うなれば、車の調子が悪いと思って車を持っていったら別に壊れていない箇所を勝手に傷つけられて修理を増額されているのですから最悪です!!
そもそも、普通の思考回路していればこのようなことが起きないと思うのですが。。。
では、なぜこのような問題が起きてしまったのか?
ビッグモーターの不正が起きてしまった背景
それは、各支店ごとに設けられた普通にやっていては達成できないような理不尽な修理費のノルマが強いられていたからです。
どれくらいキツイノルマかというとレベル1でバラモスを倒すくらいのノルマが課されていたのかもしれません。
ドラクエがわからない読者の方を置いてけぼりにしておりすみません苦笑
実際、傷ついてもいない車を傷つけて修理を水増しって考えるのは、
それくらいきついノルマがないと多分しないと思います。
ただ、ノルマがキツイからと言ってやってはいけないことはありますけどね。。。
不正の背景を一つ一つ洗い出してみます
ノルマの他にも、理不尽な降格人事など、失敗が許されないような社風にも原因があったように感じます。
ここからは、あくまで私の仮説ですが例えノルマが未達であったとしても多少なりとも許してくれるような社風であれば、顧客の車を傷つけるようなことはしないはずです。
人間が人間ではない行動を起こしてしまう時にはそれなりの理由があります。
家族がいて、クビになると子どもたちを養えばない。
会社が上に行くことに全てをかけているような人であれば、ノルマ未達で降格だけはしたくない。
そんな社員を追い込んでしまうような社内の雰囲気があったのだろうと想像がつきます。
では、不正の根本的な原因は何か?
昨今、大きな企業で明るみにでる不正問題。
全て、共通点があります。
それは、顧客の利益を無視した行動をしている!
そして、利他主義ではなく自分主義に陥っている!
ということです。
全て自分たちが利益を上げること。自分たちが経費を安く抑え顧客を騙していることから発生しています。
売り上げ目標を意識した時点で顧客の顔が見えなくなります。
自分たちがクビになるのが怖いから不正に手を染めてしまう。
会社が潰れては困るからなんとしてでも売り上げを。
そんなところから不正は発生するのだと思います。
ただ、そうは言いつつも我々営業は売り上げを上げてこそなところもあるので中々難しいところではあります。
働いていると矛盾する点が多いです。
どこで聞いたか忘れましたがマーケティング講師の話で、売り上げをあげたとしてもそのやり方が真っ当でなければ企業は滅びていきます。
どんなに売り上げを上げていたとしても、その手が汚れていては意味がありません。
顧客に喜んでもらい、幸せにした先に売り上げを獲得していかない企業に未来はありません。
結果はもちろん大事ですが、その前にある過程が全うでない企業は社会に必要ないと思っています。
不正をなくすためにはどうするべきか?
やはり、顧客第一主義で、かつ顧客のことを第一に考えた行動が取れるかに尽きると思います。
そのためには、社員が最高のパフォーマンスを出せる環境が必要です。
社員の自主性が育まれる組織が必要だと思っています。
チームワークが良くて風通しのよい社風が大事だと思っています。
人を採用する段階で人を見る目が大事だと思っています。
そして、社員に社長の考えを浸透させる企業理念が大事だと思っています。
ただ、企業理念は飾っているだけでは社員はその通りに動いてくれません。
常に社長の考え方を浸透させないと社員はその通りの考え方にはならないと思っています。
私は、幸いにも社長と近い立場で週に1回勉強会に参加させて頂いているので、社長の理念を常に聞けるような環境にはあります。
それを私が所員に伝えていくのが私の重要な役割でもあります。
長々と書いては来ましたが、人が人に対して思いやりをもち、
社員一人一人を大事にしている人を大事にしている会社では不正は起こらないと個人的には思っています。
何かしらの不満や不安。上司の考え方と働き方がリンクしない。
いろんな要因はあるかと思いますが、社員を大切にしていくことが不正を防ぐ一番の対策かなと今回のビッグモーターの事件を聞いていて感じました。
そんな私も、むかーし所員に退職代行を使って辞められた経験があり深く反省したこともありました。
弊社に不正はなかったのですが、所員から相談をしてもらえる関係を作れないまま辞めていかれたときはかなり落ち込んだときもありました。
さて、日本人は真面目で誠実な人がまだまだ多いと思っております。
こんな不正がなくなって日本の良さが世界に届いていくよう微力ではありますが、力になればと思いこのような記事を書いてみました。
本日、当ブログへお越しいただきありがとうございました!
【人材業界のお仕事でお悩みの方へ】
当ブログのお問い合わせからご相談くださいませ。
思い切って連絡してみてください!
私でよければなんでも相談に乗らせていただきます。
もちろん無料で対応させていただきます!