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派遣の3年ルールとは?直接雇用になれる?派遣の無期雇用?現役営業マンが解説

ルール
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本業は派遣会社で営業管理職を勤め、現在50名ほどのスタッフさんに継続して働いてもらっています。!

派遣で働くには、学歴や職歴、年齢は関係なく、幅広い職種で働くことができます。

そのため、職場の雰囲気が良ければ派遣社員として長期的に働きたいと思っている方も多いのでしょうか?

しかし、派遣社員として働ける期間は3年まで。

この記事では派遣3年ルールの概要や3年後も同じ派遣先で働き続けるにはどうすれば良いかを解説していきます。派遣社員という働き方に限らず長く同じ就業場所で勤めたい方はぜひ最後までご一読ください。

3年ルールの概要【派遣法とは?】

重要

派遣就業の3年ルールとは、有期雇用派遣ですと、同じ職場・部署で働ける期間が最大3年までとなっていることです。

派遣3年ルールは、派遣社員として働くときは大事なことなので理解をしておきましょう。

働ける期間は最大3年【有期雇用派遣スタッフの場合】

有期雇用の派遣スタッフは原則、派遣先(たとえば、トヨタやホンダなどの製造現場)の同じ部署で3年以上働くことはできません。

これは、2015年の派遣法改正により定められた内容になります。

以前は派遣期間に制限がなく、派遣社員として長期間同じ部署で働くことができていました。

しかし、2015年の派遣法改正により「働けるのは3年間だけ」というルールに変更されました。

この制度は派遣社員の安定的な雇用のために作られたものです。

この制度の背景としては、3年長く続いた派遣スタッフさんであれば、正社員や契約社員、無期雇用派遣社員などにして安定して働けるようにしましょう。

 

派遣スタッフは正社員等に比べると不安定な雇用状況にあり、弱い立場のまま長く働いている状況を防ぐための改正ですね。

3年経過で派遣会社から「雇用の安定化措置」が義務付けられている

待遇
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で、結局3年たつとどうなるの?と、疑問に思った方はおられますでしょうか?

結論を先にお伝えしておくと、3年たっても派遣で働くことは可能です。

有期雇用派遣社員として同じ職場や部署で働く期間が3年を超えると、派遣会社から雇用の安定化措置が実施されます。

では、この雇用の安定化措置とはなにか?それは以下の4つになります。

派遣会社が実施する雇用安定措置4選

ポイント

派遣就業3年後に派遣会社が実施する雇用安定措置は以下の4つです。

1.派遣先企業へ直接雇用を依頼する

自分が現在働いている派遣会社では、まずは派遣先企業への直接雇用の依頼をしています。

ただし、依頼はするのですが、派遣先企業で確実に雇われるとは限りません。

また、派遣先企業が派遣元の依頼を受けなければならない規則はないので、その点は覚えておいてください。

2.派遣会社で無期雇用をする

派遣会社が、スタッフさんを有期雇用から無期雇用にするということですね。
無期雇用にすることでスタッフさんは期間が終えたからといって安易に期間満了で終えることがなくなるため、スタッフさんはより派遣元の会社での雇用が守られますね。

3.新たな派遣先を見つける

直接雇用 及び 無期雇用を希望しないときは、3つ目の方法として派遣会社は新たな派遣先を見つけるように動いていきます。

ただし、新たな派遣先を紹介するときは、合理的な職場でなくてはなりません。

合理的とは、現在働いている勤務先との待遇を照らし合わせた結果、社員の居住地・経験・賃金などの待遇が著しく下がらないケースをさしています。

ただ、ここは無期雇用という3年のしばりに関係なく勇気のときでも弊社はスタッフさんが希望されれば新たな職場を探すために動いてはおります。

4.キャリアアップを図るための教育訓練・紹介予定派遣などを行う

雇用安定措置の4つめとして、教育訓練や紹介予定派遣の実施があります

派遣社員のキャリアアップのため制度を希望するかどうかの段階になりますね。

ただ、弊社がこれまで無期雇用時の安定措置のヒアリングをしたときに、4を上位に選択されている方はほぼいないのが現状ですね。

私の考え方としては、ここで紹介予定を選ばれる方はおそらくその前に企業の直接雇用になるケースが高いのです。

また、派遣先で良い評価を得ている方は3年たつまでもなく直接雇用になっているケースもあります。

派遣就業3年後の働き方

派遣就業の3年後の働き方としては、上記の4つ(雇用安定措置)からまずは自分がどの道に進みたいかを選ぶ必要があります。

ただ、選んだからといって必ずしもその道にいけるとは限らないです。

ですが、言わないとその道にいける可能性は低いので必ずご自身の意思を営業担当に伝えていきましょう!

同じ派遣先で働く期間を延長する方法

リサーチ

結論は、有期雇用の派遣スタッフのまま3年以上同じ職場・部署で働き続けることはできません。

ですが、こちらでは3年ルールに縛られず派遣先での就業期間を延長する方法があります。

それぞれ3点ありますので、解説していきます。

無期雇用に変更する

先ほどの派遣会社が実施する雇用安定措置にもあったように、無期雇用になることで期間の定めがなく働くことができるようになります。

派遣会社が派遣先に有期雇用派遣から無期雇用派遣への変更を依頼することで、派遣社員は3年以上派遣のまま働き続けることが可能となります。

ただし、無期雇用になるためには長期で働く意思や実務経験、スキルなどが必要です。

また、無期雇用に変更する場合、派遣期間は無期限になりますが契約内容や条件などは派遣会社と派遣先との間で決定されるため、無期限雇用になったからといって正社員という扱いになるわけではありません。

あくまで、期間の定めがなくなる中で雇用の安定が得られるようになります。

部署を異動する

これはあまり取り入れられることはないのですが、派遣スタッフは、同じ派遣先でも部署を異動することで、異動から3年働くことができます。

ただ、同じ部署で働いている方が3年たってから部署異動というケースは実際はほとんどありません。

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というより、今の会社で7年以上働いていますが、一度もないです。

法律上は、部署異動をすれば同じ派遣先で働くことができますので、所属の派遣会社に確認してみてください。

派遣先で直接雇用をしてもらう

こちらも雇用安定措置であったように、派遣先から直接雇用にしてもらうことで同じ派遣先での就業期間を延長することができます。

直接雇用になれば、派遣スタッフとして働いていた待遇ではなく、派遣先の企業で待遇が変わっていきます。

給与や勤務日数などの条件は改めて派遣先が決めますが、派遣社員として働いていた条件よりも悪くならないように、必ず派遣会社を間にいれて交渉をしてもらってくださいね。

無期雇用派遣とは?正社員との違い

どう違う

では、そもそも無期雇用派遣とはなんなのか?正社員との違いについて解説しましょう。

働く女性
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↑は以前にパートと派遣就業の違いを書いた記事です。

ここでは、さらに正社員と無期派遣就業の違いを話していきます。

パートの部分と被る部分はここでは省略していますが、触りだけ話します。

◆雇用主の違い

◆福利厚生の違い

◆待遇の違い

この3つはパートと同様となっております。

 

それでは、無期雇用派遣と正社員の違いを話していきます!

 

出世→昇給の違い

やはり正社員の醍醐味は、出世をしていくことではないでしょうか?仕事振りや努力次第では出世して役職がついていきます。

逆に、無期雇用派遣社員は、責任ある仕事を任せてもらうこともなく、資格を取得して仕事の幅を広げても、時給はあがっても役職や立場が上がっていくことは少ないですね。

責任の違い

そもそも論ですが、出世がない分、責任が重い仕事などは回避できますね。

出世争いや人間関係でのプレッシャーなどは無期派遣の方が気軽に働けるといったメリットのようなデメリットのようなものがありますね。

派遣就業3年後のメリット・デメリット

メリットデメリット

派遣で3年働いた暁には、派遣会社からの雇用安定措置の実施があり、働き方のターニングポイントがあります。

そのターニングポイントをメリットデメリットを交えて再度、整理しておきましょう。

3年経過で働き方の選択肢が広がる

派遣3年ルールのメリットは、3年後に直接雇用や無期雇用など、働き方の選択肢が広がる点です。

前述したとおり、有期雇用のままでは、同じ派遣先の同じ部署で3年以上働き続けることはできません。

働いている3年間、この職場で長く勤めていきたいか?またどういう立場で働いていきたいかを自分なりに考えながら働いていきましょう。

無期雇用になると直接雇用になりにくくなる?

3年のターニングポイントで無期雇用になった後、やっぱり直接雇用で雇って欲しいとなったとき、それは可能なのか?

 

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結論としては、派遣先と派遣元がOKであれば可能です。

直接雇用の鍵は、どちらかというと派遣先が握っていますので、無期雇用のままだからといってずっと派遣ではなく直接雇用になれる可能性もあります。

では、派遣就業3年後のデメリットはなにか?

悩む

基本、今まで同じ職場で長く勤めていた方が3年をきっかけに待遇が悪くなるようなことはないだろうと個人的に思っています。

デメリットはなんだろうと考えた時に思い浮かんだのは変な派遣会社で勤めたときは、直接雇用を派遣会社都合で捻じ曲げてなくすような状況になった時だと思います。

どういうことかというと、派遣会社はスタッフさんを直接雇用にするとその分1名分の売り上げが減るのでどちらかというと直接雇用にはしたくないといった思考に働く会社もあるかもしれません。

 

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ちなみに、私が今勤めている派遣会社はスタッフファーストを掲げているのでスタッフさんが幸せになるのであれば喜んで直接雇用へと送り出しています。

直接雇用で巣立って行く方は派遣会社を退職という表現ではなく卒業という表現を使って送り出しております

あっ、もちろん、無期雇用のまま働きたい方を否定する気はありませんので、そこは悪しからずです。🙇

自分にあった働き方は?

良い営業マンルール

ここまで、派遣で3年目を迎えるにあたっての話をしてきましたが、みなさんはどの道に進みたいと感じましたでしょうか?

大きく分けて道は3つです。

1.派遣先での直接雇用にチャレンジする。

2.無期雇用のまま派遣会社での雇用で働く

3.新しい派遣先にチャレンジする

3年経ったとしても派遣で働けないワケではありません!

無期雇用の派遣であれば派遣のまま長く働くこともできます。

3年経った段階でどうありたいか自分で考えて3年目の派遣就業を乗り越えていきましょう。

そして、自分にあった働き方としては3年働いてみて、この会社なら今後、責任ある仕事もやってみたいと感じたのであれば直接雇用(正社員)への道を目指しても良いと思っています。

昔、直接雇用なんて絶対嫌って言っていた女性スタッフさんが言っていた言葉で、

 

スタッフさん
スタッフさん

【今の私なら直接雇用を受けるだけの自信がついてきました。直接雇用への後押しをお願いできませんか?】

そうおっしゃっていたスタッフさんがいました。

その方は晴れて直接雇用になって今の派遣先で頑張っています。

これからの就業先、自分がどうなりたいかを明確にして頑張ってみてください。

働くうえで何か疑問などがあればメッセージいただければお答えはさせていただきます。

 

本日も当ブログへお越しいただきありがとうございました!

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